東海偏(3社)
1、スギ薬局
株式会社スギ薬局は、愛知県安城市に本部を置く、日本の薬局・ドラッグストアチェーン。業界第2位。東証一部、名証一部上場。1982年設立。
現在の法人は、スギホールディングス株式会社(旧株式会社スギ薬局)の子会社。
店舗は愛知県など中部地方が中心だったが、2002年頃から関西地方にも店舗を増やし、2006年には埼玉県への出店を皮切りに関東地方への進出はじめた。
2007年には子会社の株式会社ジャパンを株式交換により完全子会社化、また群馬県のドラッグストア飯塚薬品株式会社の株式85.6%を取得し、連結子会社化。2008年には債務超過となる見込みの(旧)飯塚薬品を再建するため、同社が新設分割で完全子会社の(新)飯塚薬品株式会社を設立した後、(新)飯塚薬品株式会社の全株式を株式会社スギ薬局が取得し完全子会社化。同2008年にはスギホールディングス株式会社に社名変更。新設分割により、株式会社スギ薬局、スギメディカル株式会社の完全子会社2社を設立した。
近年では「2010年1000店舗売上3500億円」を目標に掲げ、積極的なM&Aで店舗網の拡大を図っている。2006年にヤオコーから子会社のドラッグストア部門を譲り受けたのをはじめ、2007年にはディスカウントストアのジャパンや飯塚薬品を買収し、連結売上高でマツモトキヨシホールディングスに次ぎ業界2位となった。
他のドラッグストアと同様に薬だけではなく、化粧品・日用品・食品・アルコール飲料なども取り扱っている。また、ほとんどの店舗が保険薬局の指定を受けて処方箋に対応できる『調剤併設型ドラッグストア』になっており、一部の店舗では無菌製剤室も備えている。但し、全店で処方箋を受け付けているわけではなく、設備はあっても調剤していない店舗もある。
社名の“スギ”は、創業者の苗字の『杉浦』と『杉の木』から採用した。コーポレートコピーは「ちゃんとあなたと関係したい」。
なお、似た名称でスギヤマ薬品があるが、全く関係はない。両チェーンは店舗展開地区も重なっており、地域によっては熾烈な競争を行っている。
2、CFSコーポレーション〔ハックドラッグ〕
株式会社CFSコーポレーションは、静岡県三島市に本社を置く静岡県、神奈川県を地盤としたドラッグストア、スーパーマーケットを展開する企業。東証一部上場。1947年設立。
本部機能を神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番19号に置く。
横浜市に本部を置くドラッグストア「ハックイシダ」と三島市に本部を置くスーパーマーケット「キミサワ」が、1993年8月に合併して「ハックキミサワ」となり、2003年8月に現社名となる。CFSとは、Customer(顧客)、First(第一)、Stores(店舗)の略である。ただ、買い物客にとっては、CFSの名を使うよりも「HAC」若しくは「KIMISAWA(キミサワ)」で通じてしまうことが多い。
「キミサワ」の名は、薬剤部門の旧社(店)名に「キミサワ薬局」があった(→これらの店舗の一部は後に「ハックドラッグ」に名称を変更)ことや、スーパーマーケット「スーパーキミサワ」があるためである。なお、本店(登記上の本店所在地)のある三島市やその周辺で、「キミサワ」と言えば、年代にもよるが「薬局」若しくは「スーパー」と言うほど有名である。「キミサワ」の名は、創業者の姓、および創業者が商売を始めた場所の名前(かつて君沢郡(きみさわぐん・きみさわのこおり)と呼ばれていた場所)に由来する。
ちなみに、ここで記述している「本店」(登記上の本店所在地)は、三島広小路駅の南隣にある踏切から近い。建物屋上に時計があるが、「CFSコーポレーション」の看板が設置されている。
2000年4月にイオンと業務・資本提携を結び、2010年には関係がより強化されているが、その過程には紆余曲折があった。
【業務・資本提携問題】
・イオンとの業務・資本提携、そして解消
2000年4月、CFSは、当時のジャスコ株式会社(現 イオン株式会社)と業務・資本提携を実施する。
しかし、提携の効果が現れず、CFSは2004年10月に提携解消と発表、イオン・ウエルシア・ストアーズ(現 ハピコム)の活動を凍結。
・イオンとの「イコールパートナーシップ」
2006年1月、お互いの主張を受け入れ「イコールパートナーシップ」構築を発表するも、イオン・ウエルシア・ストアーズの活動は凍結を継続するものとし、多少の距離感が残った。
・アインファーマシーズとの経営統合問題
2007年10月5日 - 調剤薬局最大手のアインファーマシーズと株式移転により持株会社の株式会社CFSアインホールディングス(仮称)を設立し、経営統合することを発表。
2007年11月5日 - CFS・アイン両社が株式移転契約を正式に締結。
2008年1月11日 - CFSが「米国の大手議決権行使助言機関2社が“統合比率は妥当”と当社経営陣を支持した」と発表。
2008年1月22日 - CFS臨時株主総会招集。特別決議による採決の結果、経営統合議案は42.87%の反対で否決された。
・イオンとの業務・資本提携関係回復へ
2008年3月、CFSがこれまでの強硬姿勢から一転、イオングループ提案の受け入れをはじめ、イオンとの関係修復・強化に向け調整していると一部で報じられた。
2週間後の2008年3月17日にイオンとの資本・業務提携に合意したと正式に発表。これにより、アインファーマシーズとの経営統合問題が事実上終結。同日に提携解消による脱会以来、約3年3ヶ月ぶりに「イオン・ウエルシア・ストアーズ」に復帰。
2008年5月8日 - イオン株式会社との業務・資本提携契約を締結。同時に、公開買付けの上限を引き上げ、公開買付け期間の延長の旨を合意した。
2008年6月11日 - 公開買付けが6月3日で終了し、増資された普通株式全てをイオンに割当
・イオンとの業務・資本提携関係強化、イオンの子会社化へ
経営統合問題が解決し、イオンとの関係が回復してから約2年が経った2010年3月8日に当社とイオンの更なる提携強化に基本合意。
ドラッグストア事業はイオングループ内におけるH&BC事業分野の中核会社に位置づけ、GMSでのH&BC売場の活性化を進めると共に、グループ内のH&BC事業の強化を図る。イオンはCFSの店舗網を活かして首都圏でのドラッグ事業を強化すると共に、CFSも医療分野並びに関連する周辺ビジネスの本格参入を進める。
【運営店舗】
・ハックドラッグ(HAC)<ドラッグストア>
・ハックエクスプレス(駅型コンビニエンスドラッグストア)<ドラッグストア>
※HACはHealth and Communicationを略した語であるが、2001年以前はHealthy and Cleanの略であった。また、1989年頃までは小文字のhacとなっていた。ロゴが現在の大文字になるまでは「クスリのイシダ」、「ハックファミリーストアー」、「ハックヘルシーワールド」等の店舗名が存在した。
・キミサワ<スーパーマーケット>
・The COMBO(ザ・コンボ)<コンビネーションストア>
・ミスタードーナツ(子会社のヤン・ヤン運営)
3、クスリのアオキ
株式会社クスリのアオキは、石川県白山市に本社を置くドラッグストア。東証二部上場。1985年設立。
ハピコム(旧イオン・ウエルシア・ストアーズ)に加盟。「ハピコム」は、志を共にする全国の有力企業によって構成され、総店舗数約2,600店、売上高合計約9,000億円(2008年度)におよぶ国内最大級のドラッグストア/調剤薬局の連合。店舗は石川県、富山県、福井県、新潟県、長野県にある。
出店立地の環境に応じて売場面積150坪から500坪の範囲で店舗を展開。平成21年8月末現在で、売場面積150坪以下の店舗8店舗、150坪を超え400坪未満の店舗113店舗、400坪以上の店舗16店舗を展開している。
また、セルフメディケーション(自己治療)と医薬分業の受け皿として地域に密着した「かかりつけ薬局」を目指して調剤薬局も展開。調剤薬局はドラッグストアとの併設を基本にしており、平成21年8月末現在でドラッグストアとの併設薬局43店舗、それらに加えて調剤専門薬局4店舗を展開。少子高齢化の進行に伴い、健康に対する社会の欲求が顕在化していく状況の中で、薬剤師や登録販売者などの人材の確保・育成や、システムの整備など、さまざまな面から投資を行う。
骨髄バンクの支援もしており、クスリのアオキ全店に募金箱を設置し幅広い活動を行う。
1869年 - 青木二階堂薬局として創業。
1976年 - 有限会社青木二階堂薬局に変更。
1985年 - 株式会社クスリのアオキを設立。
1997年 - ツルハと提携。
2001年 - シンボルマークを改定。
2003年 - イオンと提携。
2006年 - 東京証券取引所2部上場。